本日の注目通貨

ユーロ: 

 ECBがユーロ高を許したと考えるわけではなく、むしろ中央銀行として、できる限りの範囲で踏み込んだユーロ高けん制発言だったのです。ラガルド総裁はこう述べています。「ECBの金融政策の中心はインフレ政策であり、為替レートはその重要な構成要素である」つまり、欧州のインフレが低迷したままなら、ユーロ高対策に乗り出すということ。これは日銀がよく使ったレトリックで、黒田総裁は明らかな円安政策なのに物価対策だと言い続けています。

 いずれにしても、来週のFOMC(米連邦公開市場委員会)でFRB(米連邦準備制度理事会)の出方をマーケットは待つことになります。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成