具体的にどの商品を選ぶ?

 ここまで、お金の用途別に、NISAを使って、どういったタイプの商品に投資すべきかを考えてきました。

 最後に、2.すぐ使わないお金(ただし、場合によっては、すぐ使うかもしれないお金)3.当面使わないお金をNISAで運用する場合、筆者が投資対象として考える具体的な商品名をいくつか上げてみたいと思います。両方とも、「つみたてNISA」を使う前提です。

すぐ使わないお金(ただし、場合によっては、すぐ使うかもしれないお金)

ファンドは、株式と債券のバランスなど資産配分を見て選びました。

たわらノーロード 最適化バランス(安定成長型)
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)(楽天・バンガード・ファンド(バランス均等型))
Smart-i 8資産バランス 安定型
ダイワ・ライフ・バランス50
DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)

当面使わないお金

 ファンドは、日本を除く先進国株式に投資するインデックスファンドの中で、手数料の水準等を見て選びました。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
たわらノーロード 先進国株式
i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)

 なお、つみたてNISAを使って運用する場合、年間40万円までという投資金額の上限があります(一般NISAとつみたてNISAの併用はできません)。1カ月あたりですと、約3万3,000円です。2と3をどういう配分で分けるかは、個人個人の事情次第です。

 1.すぐ使うお金として、預貯金をたくさん持っている方は、2は少なめ、3を多くでもいいでしょうし、逆に預貯金が少ない方は2を多め、3は少なめでも構いません。あるいは、つみたてNISAを使うのは、2だけ、あるいは3だけでも構わないと思います。

 ただいかなるケースでも共通して言えることは、どうせ投資するのであれば、NISAという非課税制度を使うべきだということです。
 みなさんも長期投資を検討してみてはいかがでしょうか?

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