新規組み入れ銘柄好調なら、ダウ「3万ドル」到達も?

 中長期の視野でこれら2社の優勢が続くと仮定すれば、ダウ平均が本年2月12日に付けた最高値(終値:2万9,551ドル)を更新し、「3万ドルの大台」に到達する時期が早まることも期待できそうです。

 9月から10月にかけての米国株式は、季節性(アノマリー)、大統領選挙の不透明感、米中対立の激化不安、新型コロナの感染動向、ワクチン開発・量産を巡る報道で乱高下もしくは神経質な動きを余儀なくされる可能性があります。

 とはいえ、こうしたリスクを消化した後は、大統領選挙(11月3日)前後を起点にした年末高(株式買い戻し)を予想しています。今回の銘柄入れ替えも好材料にして、ダウ平均が強気相場を維持していく中長期トレンドを期待したいと思います。

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