今週の指標:NYダウ平均株価

 ナスダック、S&P500が史上最高値を更新していることに見られるように、投資家心理が2月以来の「強気」に転じており、米株式市場はさらに一段高が期待できるとしています。現実に米郊外のモールやアウトレットには客足は2月水準まで戻し、2009年以来最高に達していると言われています。しかし、基本的には過剰流動性(金余り)による上昇であり、全体が強気になればなるほど、その後の大幅下落の可能性が高まってくることになります。9月には再び追加経済政策があり、規模は別にして合意できれば、相場の押し上げ要因となります。

 いつ相場が転換するのかは分かりませんが、キッカケ待ちとなります。それは新型コロナウイルス第2波、米中貿易戦争、大統領選挙になるかもしれません。日本市場は米国に追随ですので米国が上昇している限り下げても下値は限定的ですが、リスクを考えた投資が必要となります。