各種コモディティ銘柄の主要生産国で、大きな規模の患者数の増減が起きている

 以下は、患者数が増加した国における、各種コモディティ(商品)銘柄の生産シェアの順位です。

図:患者数が増加した国における、各種コモディティ(商品)の生産シェアの順位

※金は2017年、銀は2016年、プラチナ、パラジウムは2018年、銅は2015年、鉄鉱石は2017年、ニッケルは2016年、原油は2019年、トウモロコシ、大豆、小麦、コーヒー、砂糖は2018年のデータを参照。
  出所:USGS、GFMS、BP、FAOのデータより筆者作成

 米国、インド、ブラジルなど、各コモディティ(商品)の生産シェアが高い国があります。また、南アフリカ、メキシコ、ペルーなどの複数の金属関連のコモディティ(消費)の生産上位国もあります。

 一方、以下は、患者数が減少した国における、各種コモディティ(商品)銘柄の生産シェアの順位です。

図:患者数が減少した国における、各種コモディティ(商品)の生産シェアの順位

※金は2017年、銀は2016年、プラチナ、パラジウムは2018年、銅は2015年、鉄鉱石は2017年、ニッケルは2016年、原油は2019年、トウモロコシ、大豆、小麦、コーヒー、砂糖は2018年のデータを参照。
出所:USGS、GFMS、BP、FAOのデータより筆者作成

 ロシアとカナダといった、金属から原油、農産物まで幅広い分野で生産シェアが上位の国があります。また、銅の生産上位国が複数あります。

 患者数が増加した国、減少した国それぞれの、各コモディティ(商品)の生産シェアを差し引きすると、感染者数の増減が、各コモディティ銘柄の生産に、どのように影響する可能性があるかが、見えてきます。