なぜ個人投資家は割安株を好むのか

 このような状況の中、なぜ個人投資家は割安株へ投資するのでしょうか? その理由は、株価が割安だという根本的な面に加え「株価が割安なので下がったとしてもたかがしれている」という安心感なのではないかと筆者は考えています。

 例えば、PER(株価収益率)が10倍割れで配当利回りも4%超え、利益も毎年しっかり上げている…こんな銘柄を見つけたら、「明らかに割安なので買っておけば上がるはず!」と思うはずです。

 一方、成長株のPERは50倍超え、中には100倍を大きく超えるものもあります。さらに底値から大きく上昇していますから、「怖くて手を出せない…」と思うでしょう。