今週の予想
米株が安定ならば、日経平均は2万2,500円を中心とするもみ合いへ
今週の日経平均株価は、米中対立の激化の行方と新型コロナウイルスの感染拡大の状況が相場の上値を抑えることになります。
米中対立は互いに大使館の閉鎖を要求する状況となっており、トランプ米大統領も「米中貿易協定は署名当初に比べ、意味がなくなった」との見解を述べており、もしこれが実行されると世界貿易は大きな影響を受けることになります。特に日本株式は、NYダウ平均株価の動きをたどるような「写真相場」ですので、今週、NYダウがもたつくことになれば、日経平均は先週も述べたように2万2,000円を試す動きとなる可能性があります。
一方、米国では7月末に失業保険補助金の延長合意ができれば、経済的な大規模財政支援となるため、プラス要因として米国株式はサポートされ、その場合の日経平均は2万2,500円を中心としたもみ合いとなりそうです。
また、今週は国内企業の2020年4-6月期決算の発表が本格化するため、個別銘柄物色の相場となりそうです。