日経平均株価は持ち合いの動きが続く一方、個別銘柄の値動きはバラバラです。局地的なバブルの様相をみせるなか、個人投資家はここからどう立ち回ればよいのでしょうか。

日経平均株価は25日移動平均線がらみの動きが続く

 世界中で再び新型コロナウイルスの感染が拡大していますが、株式マーケットはおおむね堅調です。

 日経平均株価は1万6,500円割れの安値から2万3,000円超えまで一気に反発した後、1カ月ほどもみ合いの動きとなっています。

 マザーズ指数に至っては、コロナ・ショック前の水準を超え、2019年の高値までも突破したあと、高値圏でのもみ合いです。

 ただ、個別銘柄をみると、新型コロナウイルスが業績に悪影響を及ぼす銘柄を中心に、下降トレンドの弱い値動きが続いています。

コロナ・ショック前の水準どころか上場来高値を更新する銘柄も

 一部の銘柄は上昇トレンドを続け、非常に強い値動きとなっています。

 その多くは、新型コロナウイルスの影響を受けないか、逆に業績にプラスに作用する成長株、もしくは新型コロナウイルス関連のテーマ株です。

 例えば、次のような銘柄はコロナ・ショック前の水準をはるかに超え、上場来高値を更新するまで上昇しています。

エムスリー(2413)

神戸物産(3038)

GMOクラウド(3788)

弁護士ドットコム(6027)

アイ・アールジャパンホールディングス(6035)