アフターコロナはまだまだ先?ウィズコロナ時代の株式投資

 ここまでの状況を踏まえて、今後個人投資家はどのように株式投資を続けていけばよいのでしょうか?

 ここまでの日本株の動きを簡単にまとめると、3月中旬の底打ち以降、6月初めまではコロナウイルスの影響を受けない中小型成長株やコロナ恩恵銘柄、コロナで業績に悪影響を受ける銘柄も含め、ほぼ全ての銘柄が反発していました。

 しかし、それ以降は、業績の悪化が見込まれるコロナ悪影響銘柄は軒並み下落へ一転。3月中旬の安値すら割り込む銘柄もあります。

 つまり、6月初旬までは「アフターコロナ」を織り込んで動いていたマーケットが、その後、アフターコロナはまだ先で、「ウィズコロナ」を前提とした考え方に改めた動きになっていると筆者は感じています。

 とすれば、業績の回復がなかなか見込めない銘柄は投資対象の中心からは外し、上昇トレンドが続いている中小型成長株やコロナ恩恵銘柄を中心に据えていくのが良いのではないか、と今のところは考えています。