下げ局面で外国人は売るけど、個人は売らず

 特徴的なのは、アベノミクス、日本銀行による異次元緩和が始まった時期の売買。2012年12月の衆議院選挙で自民党が与党に返り咲き、翌年3月に黒田東彦氏が日本銀行総裁に就任、4月から異次元緩和が始まります。

 年度単位で見ると、2013年度は個人が約7兆円の売り越しになっている一方、海外投資家は約9.5兆円を買い越しています。両者の過去10年間で最大の売り越し、買い越しが同じ年度という真逆の動きをしています。

 また、2015年度は株価の上昇が一服、下げに転じた局面ですが、この時期、個人は売り越し金額が減り、海外投資家は約5兆円を売り越しました。

▼TOPIXの推移

 個人投資家は相場の上昇局面で売り、下降局面で買うという逆張りをする傾向があると言われます。この時期のデータを見ると、そうした傾向が見て取れます。