P&G(PG)

(1)収益性

 2018年6月期営業利益率:20.0% 

 2019年6月期営業利益率:8.1%

 2020年6月期2Q営業利益率:24.6%

※出所:Annual Report及びプレスリリースより楽天証券作成

(2)予想配当利回り

 2020年6月期:2.6%  

(3)バリュエーション

 予想PER:23.4倍 

※出所:ブルームバーグ市場コンセンサス(2020年4月6日取得)、4月3日終値より算出

 P&Gは、洗剤、トイレットペーパー、紙おむつなど家庭用品の他、サプリメントや、SK-Ⅱ、OLAYなどのスキンケア製品も展開しています。

 前期は、シェービングブランドの「ジレット」の評価損計上などにより営業利益率が悪化しましたが、足元2020年6月期2Qの営業利益率は24.6%と、前年同期の22.3%から改善しています。

 非常に高い知名度と販売規模の大きさを背景にした高い収益性がP&Gの魅力と考えられます。

 P&Gのセグメント売上高構成比(2019年6月期)

  • ファブリック&ホームケア:33%・・・衣料用、食器用洗剤など
  • ベビー、フェミニン&ファミリーケア:27%・・・紙おむつ、トイレットペーパーなど
  • ビューティ:19%・・・シャンプー、スキンケアなど
  • ヘルスケア:12%・・・歯磨き粉、サプリメントなど
  • グルーミング:9%・・・シェービングなど

※出所:Annual Reportより楽天証券作成

 リスクは、デオドラントやSK-Ⅱ、OLAYなどのスキンケア製品の売れ行きです。為替の面では、ドル高になると換算為替で業績にネガティブな影響を与えます。

 売上高構成比では北米が45%、ヨーロッパが23%、インド、中東、アフリカ地域が7%、ラテンアメリカが6%です(2019年6月期)。