ピンチはチャンス。長期目線で見た優待株仕込み時は近い!?

 新型コロナウイルスの感染者拡大やそれにともなう景気後退懸念、東京五輪の1年延期で、日経平均株価は一時、2016年以来の1万6,000円台まで、年初から30%超も暴落しました。

「落ちてくるナイフはつかむな」という投資格言もあるように、急落が続く優待株を「割安だから」という理由だけで買うのは危険です。しかし、「人の行く裏に道あり花の山」という格言もあるように、株価が急落から底ばいモードに入ったら、優待株を破格の安値で買うチャンス到来と考えることもできます。

 全ての優待株の中で人気第2位のオリックスの配当利回りが5%超、航空券半額優待が人気のANA HDの利回りが2.5%超まで跳ね上がるなど、株価の下落で配当利回りが跳ね上がっている人気優待株も目立ちます。

 もし資金に余裕があるなら、コロナウイルスの感染状況や株価の下げ止まりに細心の注意を払いながら、少額の資金で小出しに人気優待株を買い下がっていくのも一つの考え方といえるでしょう。今は優待株の積み立て長期投資の始めどきといえるかもしれません。