今すぐできる!預金を守る対策は?

 預金保険制度は過去に2010年に日本振興銀行が破綻された際に一度だけ発動されました。「過去に1度だけなら…」と思われるかもしれませんが、この時の負債の弁済率(戻ってきた確率)は58%で残り42%の資産は預金者の手元へ戻ってきませんでした。

 預金の分散、資産など大切な資産を守るための対策を考えておきましょう。

預金を分散させておく

 ペイオフの対象である「1金融機関につき1,000万円」まで預金しておくようにしましょう。1,000万円を超える場合は他金融機関に預け、リスクを分散しておきましょう。

 また「決済用預金」の口座を作る事も有効な手段です。日本銀行の調査によると2019年8月現在で銀行等の普通預金の平均金利率は0.001%となっています。

 低金利が続いていますので、無利息でも安心して預けられる口座を作っておくのも一つの方法です。

 金融機関の窓口で申請すれば決済用預金へ変更する事ができます。

資産運用にお金をまわす

 破綻した金融機関で販売されていたとしても、投資信託や株式、保険はペイオフの影響を受けません。資産運用に回すことで資産が守られるという考えもあります。

 個人向け国債も元本と利子を国が保障していますのでペイオフの対象外となります。

 ペイオフをよく知っておき、対策を立てる事で資産は守られ金融リテラシーも身につきます。自分の資産の種類や預けている金融機関を今一度確認し、万が一の場合に備えておきましょう。

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(田中あさみ)

※この記事は2019年9月27日にマネラボサイトで公開されたものです。

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