銀行が破綻した時に預金を守ってくれる制度

 預金保険制度とは銀行等の金融機関が破綻したときに預金者のお金を守ってくれる制度です。国の制度と誤解されがちですが「預金保険機構」という外郭団体が行っています。

 1971年の預金保険法に基づき政府・日本銀行・民間の金融機関が共同で保険金を出資し「預金保険機構」が設立され、「預金者の保護を通じて信用秩序を維持する」ために制度が発足しました。

預金保険制度(ペイオフ)とは

 預金保険制度は預金のうち1,000万円を超える部分が一部カットされる可能性がある事から「ペイオフ」という呼ばれる事があります。ペイオフには「ペイオフ方式」と「資金援助方式」があり、ペイオフ方式(保険金支払い方式)では金融機関が破綻した場合に当該金融機関の金融機能を消滅させ預金保険機構が預金者に「保険金」として支払い預金を保護します。

 資金援助方式は預金保険機構が金銭の贈与や貸し付けを行い合併等を助けるやり方で、ペイオフ方式と同じ「元本1,000万円とその利息」が保護されます。多くの場合この「資金援助方式」が行われます。

 対象となる金融機関は、預金保険機構への加入が義務付けられています。