金、銀、プラチナが上昇。ビットコインも4%超高

 ジャンルを超えた幅広い銘柄が下落し、全面安の様相を呈した先々週と異なり、先週は、23銘柄中、12銘柄が上昇しました。

 最も上昇率が高かったのは金[商品]で+5.7%でした。次いで、銀[商品]+4.8%、上海総合指数[株式]+4.7%、プラチナ[商品]+4.5%、そしてビットコイン[暗号]+4.4%でした。

 一方、下落が目立ったのは、パラジウム[商品]▲1.7%、ドル/円[通貨]▲1.9%、ドル/スイス[通貨]▲2.6%、そして原油[商品]▲4.9%でした。ドル/円とドル/スイスの下落は、世界にリスクが拡大したときに物色されることがある円やスイスフランが、対ドルで上昇したことを意味します。

 貴金属では金、銀、プラチナが比較的高い上昇率となった一方、近年独歩高の様相を呈しながら推移してきたパラジウムは、先々週に続き、下落しました。

 また、NYダウ[株式]S&P500[株式]の米国の主要株価指数はほとんど動きませんでした。先々週、大幅下落となり下落後の水準を維持しました。

 原油の下落については「金は記録的高値!原油は記録的安値!新型コロナが何をした!?」をご参照ください。

3月2日(月)から 3月6日(金)までの週のジャンル別騰落率

注:楽天証券のマーケットスピードⅡのデータより楽天証券作成
注:ビットコインは楽天ウォレットのビットコイン価格を参照。日本時間の月曜日午前6時と土曜日午前6時を比較
注:パラジウム、プラチナは楽天証券のマーケットスピードCX内「海外市場」のデータを参照
注:騰落率は当該週の週足の始値と終値より算出。(終値-始値)/始値