今後の米大統領予備選の重要な日程は?

 今後の米大統領予備選の重要な日程は次の通りです。

 3月10日にアイダホ、ミシガン、ミシシッピ、ミズーリ、ノースダコタ、ワシントンで予備選挙があり352代表が争われます。

 3月17日にはアリゾナ、フロリダ、イリノイ、オハイオの予備選挙が予定されており577代表が決定されます。

 4月28日はコネチカット、デラウェア、メリーランド、ニューヨーク、ペンシルベニア、ロードアイランドが予備選挙に行く日であり、そこで663代表が決定します。

 そしていよいよ7月13~16日にかけて、ミルウォーキーで民主党大会が開かれ、民主党の公認候補が決まるというわけです。

 一方、共和党は8月24~27日にノースカロライナ州シャーロットで共和党大会を開催します。公認候補はトランプ米大統領になる見込みです。

 その後、9月29日から大統領候補のテレビ討論会が始まります。

 第1回はインディアナ州サウスベンドで開催されます。10月7日には副大統領同士のテレビ討論会がユタ州のソルトレイクシティで開催されます。さらに10月15日と22日に第2、3回の大統領候補テレビ討論会が催され、11月3日に本投票という流れです。

サンダース、バイデン両候補の主張

 サンダース氏は格差社会に対する庶民の怒りに訴えるキャンペーンを展開しています。「大企業はけしからん」「ワシントンDCの政治のエスタブリッシュメントはけしからん」「自分は庶民の味方だ」というような感情をむき出しにしたキャンペーンが、若者たちの心を捉えています。彼は政治や経済の大改革が必要だと説いています。

 一方、バイデン氏は穏健派です。米国の多様性を尊重し、米国人の善良さ、明るさを強調したキャンペーンを展開しています。