24カ月移動平均線(約2万2,000円水準)で下げ止まれるか

■(図2)日経平均(日足)の動き その2(2020年2月21日取引終了時点)

出所:MARKETSPEEDⅡを元に筆者作成

 このまま下げ足を早めてしまえば、上の図のように中期的なトレンドも「トリプル・トップ」の形成が意識されます。つまり、「下げ加速」ボタンが押されてしまうと、チャートの形が下落トレンド入りを強めてしまうことになるわけです。

■(図3)日経平均(月足)の動き(2020年2月21日取引終了時点)

出所:MARKETSPEEDⅡを元に筆者作成

 この場合、目先のポイントは月足チャートの24カ月移動平均線で下げ止まれるかどうかになります。上の図3を見ると、過去の日経平均が24カ月移動平均線を下回ったところでは、下げ足が早まるか、しばらく低迷が続いていたことが分かります。先週末時点の24カ月移動平均線は大体2万2,000円の水準です。