「配当利回り」も重要

 優待投資を始めようと思っている方に、「優待内容の魅力」だけ見て、予想配当利回りを見ない方もいます。予想配当利回りも、必ず見るようにしましょう。配当利回りが高ければ、受け取った配当金で好きなものを買うことができるからです。

 優待品が魅力でも配当利回りが低い銘柄は、株主への利益配分が充実しているとはいえません。優待品と配当金の魅力を両方見て判断するのが、合理的です。

 上記の表を見ると、イオン、ビッグカメラ、コメダHD、イオンモールは、配当利回りが2%前後あり、悪くない水準だと思います。ただし、配当利回りが1%に達していない吉野家HD、クリエイト・レストランツHDは、優待が魅力でも配当利回りでは物足りないと感じます。
 なお、配当利回りは確定利回りではなく、業績変動にともなって増えたり減ったりすることには、注意が必要です。