週足では平均足が陰転

 そして最後に中長期のトレンドについても見ていきます。

■(図5)日経平均の平均足(週足)とMACD(2020年1月10日取引終了時点)

出所:MARKETSPEEDⅡを元に筆者作成

 先ほどの図3の日足では平均足が陽転、MACDのシグナル上抜けが待たれる形になっていましたが、週足では平均足が陰転しており、MACDのシグナル下抜けが警戒される形です。

 過去にさかのぼれば、週足の平均足が陰転すると、しばらく下落基調が続く傾向が目立っているため、思ったよりも上値が伸ばしきれなかった場合には下方向への意識が強まりそうです。足元の株価は戻り期待が高まっていますし、しばらくは強気で良いかと思いますが、調整含みである点には注意が必要と言えそうです。