株主優待制度の原点に立ち返ることができる2月優待

 そもそも株主優待は、日頃、よく利用している店舗やサービスを提供する企業の株主になることで、おトクな買い物や食事ができて、ますますその会社に愛着が持てるようになる制度です。企業側にしても、優待制度を設立することで、株主が顧客として店舗を頻繁に利用してくれれば業績向上につながりますし、株を長期保有してくれれば株価対策にもなります。

「愛着のある優待企業に投資して、その企業の店舗・サービスを頻繁に利用することが、ゆくゆくはその会社の業績向上、ひいては株価上昇にもつながる」という好循環が優待株投資の原点。優待株の王様といえるイオンをはじめ、2月に多い小売・流通企業の買物・飲食優待は株主と企業がWin-Winの関係を築くための架け橋のようなものです。

 身近で「この店大好き」「このサービス、素敵」と思える優待企業を見つけて気長に応援するのが、優待株投資で成功する秘けつといえるでしょう。