2020年は景気回復の年に、日経平均は年央高を予想

以下が、私の2020年日経平均予測です。

2020年日経平均予測:2019年12月30日時点

出所:筆者作成

2020年1~2月には、反落を予想

 2019年12月まで、世界株高につれて、日経平均も上がってきました。2020年の世界景気回復を先取りする動きだったと思います。

 ただ、2019年10~12月の日本の景気・企業業績は厳しいものだったと予想されます。中国の景気悪化で、中国関連・設備投資関連株の業績が落ち込んでいます。また、世界的に自動車販売が落ち込んでいる影響から、自動車関連株の業績が不振です。それに加え、10~12月は、消費増税が日本の消費を下押ししました。

 2020年1~2月には、10~12月の景気指標・企業業績が発表になります。先行きに回復期待が強まってくるものの、足元(2019年10~12月)の景気・企業業績は不振であったことを再確認することになります。

 米中対立が一時緩和することが期待されています。部分合意は成立の見込みですが、それでも、抜本的な解決には程遠く、一時休戦を強行したことに対し、米中両国内から不協和音が聞こえる可能性はあります。

 このような問題から、1~2月は日経平均の反落を予想します。