1カ月以上続く2万3,000~2万3,500円のレンジ

 あらためて先週の日経平均の動きを振り返ってみると、「上昇して始まり、その後下落に転じてしまったが、ある程度値を戻したところで様子見になる」という展開でした。

 ローソク足の並びに注目すると、2日(月)と3日(火)が大きめの陽線、翌4日(水)はやや下ヒゲの長い陰線、週末にかけての5日(木)と6日(金)は実体の短い陽線が続き、陽線の出現が多かったことが分かります。

 また、移動平均線や株価水準との絡みで見ていくと、以下のような流れになっています。

2日(月)…5日移動平均線をサポートにして終値で2万3,500円台乗せをトライ
3日(火)…下落したものの、25日移動平均線から5日移動平均線まで値を戻す動き
4日(水)…25日移動平均線を下抜けるが2万3,000円割れは回避
5日(木)…5日移動平均線と25日移動平均線のはざまでこう着
6日(金)…5日移動平均線を上抜けたところで小動き

 実は、先週と似たような動きが11月中旬から下旬にかけても出現しており、結果的にもみ合いが続いていることが分かります。具体的には2万3,000円から2万3,500円がその値幅になりますが、気がつけばこのレンジ相場が1カ月以上も続いています。