米国株の場合、四半期ごとに配当金が支払われる

──バフェット太郎さんは10銘柄保有しているわけですが、それらはすべて均等に持っているんですよね。

 はい、どれも10%ずつ保有しています。

──日本企業の場合、配当金の支払いは年1回か2回ですが、米国企業は四半期ごと、つまり年4回支払うところが多いですよね。10社それぞれから年4回配当金が入るわけですから、たぶん毎月もらっているんだと思います。米国企業は支払い時期もバラバラですし。

 おっしゃる通りです。今は毎月10万円とか20万円とか入ってきます。

日本株と米国株の平均株価の差は歴然。最初から米国株を買ったほうがいい、とバフェット太郎さんは力説。
画像はバフェット太郎さん著書『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』より

──実質、何もせずにお金をもらえるわけですよね。うらやましい限りです(笑)。

 ただ、最初からそれだけの金額をもらっていたわけではないですよ。前にいったように配当金の額は投資金額によりますから、最初のうちは微々たるものでした。投資額が増えるにつれ、少しずつ配当金が増えてきました。

──もらった配当金を再投資することで投資金額を増やしてきたわけですよね。配当金は全額、再投資してきたのですか?

 はい、全額です。

──その月に3社から配当金が入ったとしますよね。それぞれの銘柄に再投資するのですか。

 いえ、3社分まとめて10銘柄のなかで時価評価額がいちばん低い銘柄に再投資します。

──時価評価額がいちばん低い銘柄ですか?それはなぜ?

 すべて均等に保有しているわけですから、時価評価額がいちばん低いということは、直近の株価が値下がりしていておおむね割安だと判断することができるからです。割安なときに買えればそれだけリターンが期待できますから。

──なるほど。ちなみに配当金とは別に積み立ても行っているのですか。

 はい、一定額の積み立てを行っています。だから、正確にいえば積み立て+配当金によって資産を増やしています。

──では、次回は投資初心者が米国株を始めるとしたらどんなことに注意すべきかなどについてお伺いします。

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