気になるあの本をチェック!

バカでも稼げる「米国株」高配当投資

バカでも稼げる「米国株」高配当投資
2018年05月発売/ぱる出版
1,620円(税込)

答えてくれた人

ぱる出版 編集部 荒川三郎さん

著者ってどんな人?

バフェット太郎さん
23歳の時に300万円から日本の中小型株で投資をスタートしたブログ投資家です。企業分析をするうちに日本株のポテンシャルに失望、ジェレミー・シーゲル著『株式投資の未来』の影響を受けて、2015年夏頃より米国株にシフト。コカ・コーラ株やジョンソン・エンド・ジョンソン株など米国の超大型連続増配高配当株10社に均等分散投資し、そのポートフォリオをブログで公開しています。

どんな人にオススメ?

「貯金だけじゃなくて、お金を増やせる投資をしたい。でも、投資を行う時間も、知識も、度胸もない」。そんな「投資のド素人」におススメです。

この本の、ここが読みどころ!

「米国株投資なんて、スタバでフラペチーノを飲むくらい簡単」と著者のバフェット太郎さんは言い切ります。

 実際、本書は英語力ゼロ・投資知識ゼロでも元手10万円から始められる超シンプルな米国株投資の本です。分析して米国の優良企業を見抜く、などといった難しい手法ではありません。コカコーラやP&Gなど何十年連続で「高配当」を実施している超有名&超優良企業に分散投資するだけなので「配当って何?」というレベルの初心者でも、理解できるでしょう。

編集者の制作秘話

 著者は、「日本一アンチの多い米国株ブロガー」と言われています。それは歯に衣着せぬ毒舌っぷりに由来しています。原稿を書くにあたってバフェット太郎さんは、「きっと編集者は毒舌部分をカットしてくるだろう」と、あえて毒舌部分をブログより多めに書いたといいます。「でも、全部をカットするわけにはいかないだろうから、結果、毒舌が残る。俺、策士」と考えたわけです。でも、僕はその毒舌部分が面白いと思ったので、削るどころか、文字を大きく強調しました。

 結果、ネットスラング満載で、過激な言葉が随所に強調された、中身は王道なものの、文章は異色の投資本となりました。賛否両論ですが、僕はバフェット太郎さんの文章が大好きです。本書を読んだ方は、バフェット太郎さんを嫌いになっても、米国株投資は好きになると思います。