外国人の買いはいつまで続くか?

 この上昇はいつまで続くのでしょう? つまり、外国人はいつまで買い続けるのでしょう? 

 結論を言えば、世界景気への不安がなくなり、来年の景気回復がはっきり視野に入るまでは、外国人が「世界景気敏感株」である日本株を積極的に買うことはないと思います。 

 世界景気に不安が残っているままでは、外国人の買いは、いずれ一巡するでしょう。日経平均先物の空売りポジションなどが完全に整理されるまでは、買い戻しが続くと予想されますが、そこでいったん、買いが一巡すると考えられます。

 裁定買い残、売り残などから、あと、5,000億円くらい外国人の買い越しが続いたら、いったん買いは一巡するはず。

 その後、外国人がさらに買うかどうかは、今後の米中通商交渉の進展、来年の世界景気見通しにかかっています。米中交渉の進展、外国人の売買をしっかり見ていく必要があります。

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