アマゾンは先行投資が業績圧迫

 今回の一連の第3四半期決算発表の中でアマゾン(AMZN)だけは明らかに落胆すべき内容でした。その原因は注文したのと同じ日に商品が届けられる、いわゆる「セイムデー・デリバリー」実現に向け、いま同社がアグレッシブに先行投資しており、その投資負担が業績を圧迫したからです。

 第3四半期はEPSが予想4.49ドルに対し4.23ドル、売上高が予想687.2億ドルに対し699.8億ドル、売上高成長率は前年同期比+23.7%でした。

部門別売上高

北米 426.4億ドル(前年同期比+24%)
海外 183.5億ドル(同+18%)
AWS 89.95億ドル(同+35%)

 オンラインストアは+22%、サードパーティーは+28%、サブスクリプション・サービスは+35%、広告は+45%でした。

 営業キャッシュフローは78.92億ドル、前年同期は85.88億ドルでした。

 第4四半期の売上高は予想871.7億ドルに対し新ガイダンス800億~865億ドルが、営業利益予想41.8億ドルに対し新ガイダンス12億~29億ドルが提示されました。