インテルは2020年へ向け好調

 インテル(INTC)の第3四半期決算はEPSが予想1.24ドルに対し1.42ドル、売上高が予想180.7億ドルに対し192億ドル、売上高成長率は前年同期比+0.1%でした。

部門別売上高

クライアント・コンピューティング 97億ドル(前年同期比+5%)
データセンター 64億ドル(同+4%)
IOT 10億ドル(同+9%)
モービルアイ 2.3億ドル(同+20%)
メモリー 13億ドル(同+19%)
プログラマブル 5.1億ドル(同+2%)

 グロスマージンは58.9%、前年同期は64.5%でした。

 第4四半期のEPSは予想1.21ドルに対し新ガイダンス1.24ドル、売上高予想188.3億ドルに対し新ガイダンス192億ドルが提示されました。

 2019年のEPSは予想4.38ドルに対し新ガイダンス4.60ドル、売上高予想694.7億ドルに対し新ガイダンス710億ドルが提示されました。

 インテルは200億ドルの自社株買い戻しプログラムを発表しました。

 インテルは10ナノメートルへの移行で台湾セミコンダクター(TSM)の後塵(こうじん)を拝しているのですが、2020年はアグレッシブに先端技術への移行に取り組む予定であり、その成功に自信を持っています。

 インテルがプロセス技術で再び昔のようなリーダー的な地位を取り戻せば、株価評価も一皮むけることが予想されます。