アルファベットは力強い決算

 アルファベット(GOOG/GOOGL)の第3四半期決算は一見するとEPSが予想を下回ったように見えるのですが、これは投資ポートフォリオの評価損を計上したためであり、それを考慮する必要があります。

 同社の第3四半期のEPSは予想12.71ドルに対し10.12ドル(*)、売上高が予想401.7億ドルに対し405億、売上高成長率は前年同期比+20.0%でした。
*:今回、アルファベットはウーバーへの投資の評価損15.3億ドルを計上しました

 TAC(トラフィック・アクイジション・コスト)は74.9億ドルでした。前年同期は65.8億ドルでした。広告売上高に占めるTAC比率は22%(前年同期は23%)でした。

 ペイド・クリックは前年同期比+18%、コスト・パー・クリックは▲2%でした。

 インプレッションは+12%、コスト・パー・インプレッションは▲3%でした。

 営業利益は91.8億ドル(前年同期は86.3億ドル)でした。営業マージンは23%(前年同期は26%)でした。

 営業キャッシュフローは154.7億ドル、フリー・キャッシュフローは87.3億ドルでした。

 アルファベットの決算はウェブ広告全体のモメンタムがまだまだ衰えていないことを感じさせる力強いものでした。