大規模な停電・通信障害への備えは?
自然災害では、大規模な停電や通信障害が引き起こされることがあります。それでも株式市場は物理的にオープンが不可能な状況でない限りは、原則としてオープンします。
停電や通信障害により自分自身が株式の売買の注文をすることが不可能な状況に陥った場合、これはどうしようもありません。注文できない間、株価が値下がりしてしまう可能性もあります。
ただ、やはり1つの銘柄に集中しているよりは複数の銘柄に分散している方が、リスクを軽減することができます。あとは繰り返しになりますが日本株自体の急落に備えたプットオプションの買いも有効です。
最も避けるべきなのは、スマートフォンなど携帯端末のバッテリー切れです。停電となると、コンセントからの充電ができなくなり、スマートフォンのバッテリー切れを起こします。そうなれば、注文をすることができません。
したがって、自然災害が起きる前から、電池で充電するタイプの充電器と、電池を備蓄しておくことをお勧めします。
株式の売買注文に限らず、自然災害時にはスマートフォンが情報収集の頼みの綱になります。通信障害で注文できないのであれば仕方ないのですが、注文可能であるにもかかわらずバッテリー切れで注文できず、それにより大きな損失を被ってしまう、ということのないようにしましょう。
備えあれば憂いなし。もしもの事態に備えて、できる限りのことは事前に準備するとともに、リスクの高い投資行動は常日頃から控えるようにしましょう。