いくつかの特例・10月以降のサービス提供でも9月中購入が有利なケースとは?
このように、原則は商品の引き渡しやサービスの提供が9月30日までか、10月1日以降かで消費税率が変わるのですが、実はいくつかの特例があります。
例えば、電車・バスの切符、回数券、定期券といったものは、乗車日が10月以降であっても、9月までに購入すれば消費税率が8%のままとなります。
また、映画館、遊園地などのチケットも同様に、使用日が10月以降でも購入が9月以前であれば8%の税率が適用されます。
6カ月の通勤定期や、東京ディズニーランドの年間パスポートなど、まとまった金額のものであればそれなりの恩恵が受けられますね。
なお、SuicaやPASMOなどのICカードへのチャージを9月までに行ったとしても、特例の対象にはなりませんので注意してください。ICカードへのチャージは、単に自分の持っているお金をICカードへ移しただけで、切符を買ったわけではありません。ICカードを使って実際に乗車した日により、消費税率は変わってきます。