大きな反響を呼び、新規口座獲得の記録を樹立

 ネット証券会社が同社ファンドを販売開始した途端、大きな反響を巻き起こした。宗正さんは当時をこう話す。

「なんでも新規口座獲得の記録を樹立したそうです。購入手数料が無料で信託報酬も当時の最低水準だったこと、加えてDC向けファンドとして確かな実績があったことが評価されたのだと思います」

 その後、他のネット証券も扱うようになるとさらに人気が上昇。今やこの「三井住友・日本債券インデックス・ファンド」だけでも純資産残高は700億円を超える。

「これらのファンドは個人投資家の皆様から『DCファンドシリーズ』と呼ばれています。私たちがそう名づけたわけではないのですが、いつしかその呼び名が定着しました。それだけ皆様に親しまれているわけで、我々としてはとてもうれしく思っています」