ビヨンド・ミート(BYND)

出所:トムソン・ロイター(現地6月14日まで過去2カ月間)

 10位に入ったビヨンド・ミート(BYND)は植物由来の代替肉を手がける企業で、5月2日に上場。Q1(1-3月)の売上高が前年比3倍となったほか、2019年通期の売上高が前年比倍以上になるとの見通しを示すなど好決算が発表されたこともあり、株価は一時185ドルを超え、IPO価格25ドルの約7倍となりました。

 その後はアナリストがやや慎重な見方を示し、株価は20%を超える急落になるなど値動きの荒い展開が続いていますが、「代替肉」への期待の強さが下支えしているのか、株価は高値圏で踏ん張っています。私はまだこちらの代替肉を食べたことがないのでなんとも言えないところもありますが、テーマとしては面白いものがあると思うので、今後も注目しようと思います。

今後の動向について

 今月始めは独占禁止法関連のニュースが大きな話題となりましたが、ひとまずマーケットはそれほど懸念している様子はなく、米中貿易問題に加え新たな懸念事項が積み上がるということは回避できた印象です。
 6月下旬はFOMC(米連邦公開市場委員会)の開催に加え、いよいよG20が開催されます。今後の金利動向(利下げ観測)や米中貿易問題に関連して新たなニュースが飛び出てくる可能性が高く、そうした報道に振り回される展開が予想されます。

 個人的にはこうした相場では中国向けの売上高が低く、クラウド関連やキャッシュレス関連など長期的な追い風が吹いているような銘柄に避難することが良いのではないかとも思いますが、一旦キャッシュポジションにしておき、動向が決まってからポジションを構築するというのも方法の1つかもしれません。
 どちらにしても、6月下旬はイベントが盛り沢山ですので、マーケットからは目が離せない展開が続きそうです。

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