アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)

出所:トムソン・ロイター(現地6月31日まで過去1年間)

 アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)は5月27日に7nmプロセスルールで製造される新CPUを発表した他、モバイルグラフィックス技術の開発でサムスン電子と複数年にわたって提携するとの発表や、マイクロソフトのゲーム機「Xbox」の次世代機にAMDの半導体が搭載されるとの発表などもあり、株価は急上昇。

 5月最終日時点から株価は一時20%以上上昇する場面もあり、以前は完全にインテル(INTC)やエヌビディア(NVDA)に対し劣後していた印象のあるAMDですが、いよいよインテルの王座を脅かす存在になってきたのかもしれません。

マスターカード(MA)

出所:トムソン・ロイター(現地6月14日まで過去1年間)

 4位はETF銘柄でしたので、5位のマスターカード(MA)を見ていきます。マスターカードは9位にランクインしたビザ(V)同様に、自身はクレジットカードの発行を行わず、同社の決済ネットワークを利用した金融機関から手数料を得ている企業です。マスターカードやビザなどの企業はeコマースの普及などキャッシュレス化が進む中で長年堅調な値動きを示しており、6月上旬も特に目立ったニュースもない中で、両社共に6月上旬に史上最高値を更新。クラウド関連と同じように、やはりこうしたキャッシュレス関連の銘柄にも長期的な追い風が吹いているようです。