米中貿易問題も不透明感がある。米中首脳会談が実現しない場合、米国は対中制裁関税第4弾の発動する用意があるという。トランプ米大統領は、首脳間で一定の合意に達することは可能だと指摘、中国に譲歩を促している。G20までに実現するかしないか、判断するのは難しい。さらにG20前の今週18~19日には米連邦公開市場員会(FOMC)が開催される。利下げ観測が強まっているが、その結果次第で投資家心理に大きな影響が及ぶことは必至。リスク選好となるかリスク回避となるか。また、現在の原油価格が50-55ドルのレンジ内での値動きとなっており、値ごろ的にも仕掛けが難しい。不透明要因があまりに多く、ひとまずは50-55ドルのレンジ放れを待つべきだろう。

 

今週の予想

  • WTI    中立 50.00-55.00ドル
  • BRENT    中立 59.50-64.50ドル

 

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