株価の下落に注意! ただし下げ止まりはチャンスでもある

 米中貿易戦争の悪化もあり、株式市場は大きな株価の下落に見舞われる日が増えています。こういうときは多少、割安になったからといって、急落中の優待株を買ってしまうと、さらに株価が下落して、大きな含み損を抱えるリスクも高くなるので注意が必要です。

 もちろん、株価が下がったところで買えれば、割安な株価で優待株を保有でき、その後は株主優待をもらいながら、株価の反転上昇で値上がり益を得ることも期待できます。

 優待株投資の大きな魅力は、たとえ値下がりしてしまっても、毎年もらえる優待品を楽しみながら、気長に株価の回復を待てること。優待品が自分にとって本当に魅力的なものなら、多少の含み損を抱えていても、気分的にそれほど追いつめられることもありません。

 下げ相場のときに試されるのは、株主優待を毎年もらって幸せな気分になれるのはどの会社か? という「優待愛」です。優待愛を感じる会社の株価が大きく下落したら、ある意味、チャンス。長期の株価チャートなどを見て「ここまで下がったら、さすがに買ってもいい」と納得できる安値の水準を自分なりに設定して、狙った優待株を買えるタイミングを虎視眈々と狙いましょう。

 株価の乱高下になにかと不安を感じることも多い時期ですが、こんなときこそ必要なのは「最後に(優待)愛は勝つ」という信念、なのかもしれません。