ナスダックが下落するなら投資の好機?

 米国市場では、S&P500指数やナスダック総合指数が史上最高値を更新しました。図表4が示す通り、米国株の堅調が日本株の戻りをリードする展開となっています。特にインターネット関連やソフトウエア関連企業の好決算を受け、S&P500情報技術(IT)指数、ナスダック100指数などハイテク関連銘柄の比重が高い株価指数も史上最高値を更新しました。

 米国籍のETF(上場投資信託)でみると、ナスダック100指数に連動する成果を目指す米国籍ETF「インベスコQQQトラスト」(QQQ)や、米テクノロジー関連株に連動する成果を目指す「バンガード情報技術(IT)ETF」(VGT)の取引価格も史上最高値を更新しました。4月24日時点の年初来騰落率ではQQQが+23.6%、VGTが+28.3%となっています。S&P500指数の業種別株価指数のなかで、「情報技術(IT)」が年初来騰落率で首位となっています。

「米国を中心とするデジタル(AIoT)革命の進展」を象徴するかのような株価動向だと考えています。図表5は、ナスダック100指数(円)に連動する成果を目指す東証上場ETF(1545)のパフォーマンスを示したものです。1545の取引単位(口数)は10口ですので、最低投資金額(約定代金の目安)は8万8,700円前後となります(4月24日時点)。

 時間分散を心掛けつつ、成長期待の高いナスダック100指数に連動するETFを活用し長期投資を検討したいと思います。

 楽天証券では現在、東証上場ETF(上場投資信託)のうち84銘柄に限り「売買手数料0円(無料)」のサービスを提供しており、1545「手数料0円ETF」に含まれています。

図表4:ナスダックの高値更新はデジタル革命進展を象徴

*上記は、各種株価指数について2015年初を100として比較したものです。 出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2015/1/1~2019/4/24)

図表5:ナスダック10

出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2015/1/1~2019/4/24)

0指数に連動する東証上場ETF
 

▼もっと読む!著者おすすめのバックナンバー

2019年4月19日: NT倍率が上昇!リスクなのか投資好機なのか?
2019年4月12日: 世界の業績見通しは底入れ?手数料0円のETFでグローバル投資
2019年4月5日: どうなる?米中貿易交渉と中国関連株の行方