近年重視されるようになった「通勤利便性」

【え】沿線を 選べば空室 怖くない

 マンション投資において物件の立地選びは、入居者確保のために一番重要といっても過言ではありません。後程詳しく紹介しますが、「買い物」や「コミュニケーション」をスマホで出来るようになった現在、都内のオフィスに通勤する社会人にとって「通勤利便性」は、部屋選びの際により重きが置かれるようになりました。

 一方で、入居者の部屋選びは、図表1のようにネットで探すのが基本です。そのため、自分が所有する部屋が、部屋選びの際に閲覧されなければ、いつまで経っても入居者の獲得ができません。そのためにも、物件の立地選びには、こだわりが必要になってきます。

[図表1]部屋探しの主流はネットへ

 自身の物件が閲覧されるには、「最寄駅」と「最寄駅の沿線」が重要になってきます。入居者は、「会社の最寄駅」→「乗車時間」→「最寄駅から自宅までの距離」を逆算して、部屋を探すのです。そのため、「複数のオフィス街を結ぶ路線の物件」もしくは、「複数の路線が利用できる物件」を選べば、自分が所有している物件が閲覧される確率は上がります。なぜなら、20代の社会人は、それだけ「通勤時間」に重きを置いているからです。