特定口座とは、証券会社や銀行等の金融機関を通じて証券取引を行うとき、売買損益についての税金事務を簡単に行えるようにしてくれるサービスを提供する口座のこと。 上場株式などの売却による所得税などについては、「源泉徴収あり」か「源泉徴収なし」のどちらかを選ぶことができます。「源泉徴収あり」の場合は、所得税・住民税を証券会社が源泉徴収することで課税関係が終了し、確定申告が不要になります。
他方、「源泉徴収なし」の場合は、投資家自身が確定申告と納税を行うことになりますが、その際に必要な取引明細は、証券会社などが作成するため、簡便に確定申告を行うことができます。 一般口座や他の金融機関の口座と損益通算、譲渡損失の繰越控除の特例などを受けるには、確定申告が必要になります。