※本記事は2019年3月22日に公開したものです。
「投資ってどんなもの?」「投資って難しそうで私にはムリ」と考えている投資未経験者や初心者の人のため、トウシルでは「知識ゼロ」でも理解できる「債券入門講座」がスタート!
債券のデメリット、リスクは?
1:利回りが低い
債券投資は安全性が高く、預貯金や定期預金より高いものの、他の投資商品と比較すると、利率が低いことが挙げられます。
2:信用リスクがある
安全性の高い債券投資とはいえリスクはあります。それは発行元が破たんすることです。
国債の場合、想像を絶するような天変地異や戦争が起こらない限り、日本国が破たんすることはまず考えられませんが、絶対ないとは言えません。
地方債を発行する地方公共団体はどうでしょう。市の財政が破たんしたというニュースを聞くことがあります。しかし、地方債を発行するためには、さまざまな制度や規制があり、元金と利息の支払いに必要な財源の確保もできているため、償還されないことは通常ありません。そして企業とは異なり、地方公共団体は法律上、破たんすることはありません(地方公共団体は破たん法の適用がなく、現行法制上は破たんすることはありません)。
社債の場合は、発行した企業が倒産するリスクがあるので、格付け機関の評価をチェックして、健全な企業の社債を選ぶようにしましょう。格付け機関には、スタンダード&プアーズ、ムーディーズ、フィッチ、JCR(日本格付研究所)、R&I(格付投資情報センター)などがあります。
一般に社債の利率は預貯金よりも高いのですが、「あまりにも高いものは倒産のリスクも高い」傾向があります。つまり、高い利率を提示しなければ、お金が借りられない状態だといえるからです。
一般的な債券について説明しましたが、他にも「転換社債」や「仕組債」といった商品があります。これらは内容が複雑でリスクも高いため、初心者にはオススメできません。投資に慣れてからチャレンジしましょう。
次は、債券は、どう選ぶ?ポイントは?について、解説します。
■知識ゼロからの投資・債券入門講座 01 債券って、何? 02 債券はどんな種類がある? 05 債券のメリットは? |