需給ファンダメンタルズは強弱材料がまちまちであるため、一方向へのバイアスがかかりにくく、55-58ドルのレンジ内での推移となっている。足元においては、ユーロ/ドルが下げ基調にあり、ドル高を背景に割高感が意識されやすい状況にある。レンジ下限の55ドルを再度割り込むと短期的に売り込まれやすくなるだろう。一方で、今週は米エネルギー情報局(EIA)、OPEC、国際エネルギー機関(IEA)から月報が発表され、ここでOPECらの協調減産が明確になることで、買い気が高まる可能性も残す。気迷い相場が続いているだけに、レンジを放れた方へとバイアスがかかりやすいので注意したいところ。

 

今週の予想

  • WTI    やや弱め 53.00-58.00ドル
  • BRENT    やや弱め 62.50-67.50ドル