上がれば抑えられ、下がれば下支えされるといった揉み合いが続いている。足元、ブレントとWTIのディファレンシャル(スプレッド)が拡大しており、値ごろ感からWTIは買われやすい状況にはある。直近高値55.75ドルを上抜いたことで、踏み(売り方の損失確定の買戻し)を誘って買い気付く可能性も残っている。しかし、上げた場合でも、米国産の供給増が重くのしかかるため、内部要因、テクニカル要因からの買いは一時的にとどまる公算が大きい。大きな上昇には、米中の合意が条件といっても過言ではないだろう。

 

今週の予想

  • WTI    やや強め 53.50-57.50ドル
  • BRENT    やや強め 64.50-68.50ドル