G20で注目の「大阪銘柄」

 それより前、6月28日~29日に大阪で「20カ国・地域(G20)首脳会議」が開催されます。2008年に始まったG20が日本で開催されるのは初めてのことです。アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・カナダ・EU・ロシア・中国、インド・ブラジル・メキシコ・南アフリカ・オーストラリア・韓国・インドネシア・サウジアラビア・トルコ・アルゼンチンほか招待国の首脳が来日します。全体会議だけでなく、各国間の首脳会談も多く行われるものと見られます。大阪は11月23日に2025年の万博開催が決定したばかりですが、来年もG20開催地として話題となります。大阪に地盤がある企業、大阪に土地を保有する企業など、いわゆる「大阪銘柄」も引き続き注目されることになるでしょう。

 

南海辰村建設(1850・東証2部) 

 近畿地盤の南海建設と、首都圏地盤の辰村組が統合した南海電鉄グループの中堅建設会社です。建築と土木の比率は約7対3ですが、南海建設は土木比重が高く万博開催と絡み注目度がアップしています。

 

・南海辰村建設の日足チャート

赤:出来高移動平均(5日)
青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日)

 

森組(1853・東証2部)

 関西地盤の中堅建設会社です。1990年代より阪急電鉄→長谷工コーポレーションのグループと大株主が変わり、2016年からは旭化成ホームズが筆頭株主となっています。道路など官公需中心の土木から、民間建築へ軸足を移しています。

・森組の日足チャート

赤:出来高移動平均(5日)
青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日)