本日の注目通貨

ドル/円:今のところ、反応は限定的

 G20を終え12月に入った週明けの東京市場で、ドル/円は11月末終値(113.55円)よりやや円安の113.66円でオープン。その後は小動き。(チャート1)

 先週末のG20でトランプ大統領と中国国家主席は直接会談を行い、来年1月以降の追加関税を一時的に見送ることで合意した、と各メディアが伝えました。

 中国側が、貿易黒字減らしのために米国製品を大量に買うことを約束して、今そこにある危機はいったん回避されました。とはいえ、中国製品に対する10%の関税はそのまま残りますし、「一時的見送り」である以上、将来25%に引き上げられる可能性も十分残っていることになります。

 米中の交渉は今後も続行することになったのすが、このケースはマーケットが予想していた通りの結果であり、ドル/円の反応も限定的でした。今は、トランプ大統領のツイート待ちです。

 

ユーロ/円:0.50円近い円安で窓開けオープン

 11月を128.48円で終了したユーロ/円は、週明けの東京市場で上に窓を開け0.50円ほど円安の128.92円でオープン、129.00円まで上昇しています(チャート2)