「ハゲタカ」8話おさらい
データ改ざん、不正会計など不祥事が続く『帝都重工』の社長に就任した鷲津(綾野剛)は、社長就任記者会見の場で「30日以内に『帝都重工』に革命をもたらす」と宣言。『帝都重工』子会社や関連会社の視察を開始する。
一方『帝都重工』からの契約打ち切りを通告され、新スポンサー探しに奔走していた『スペース・フロンティア・ジャパン』の広報担当・桜井加奈(青野楓)は、独断で鷲津のもとを訪れ、契約解除を撤回してくるよう懇願する。そんな加奈に、鷲津は「近いうちに伺う」と意味深な言葉を残す。
『帝都重工』に革命をもたらすという鷲津。日本の未来のために『帝都重工』を守りたい芝野。そして『帝都重工』の腐敗を利用し、みずからの勢力を拡大しようとする飯島……。老舗の大企業を巡ってさまざまな思惑が渦巻く中、『日光みやびホテル』での会議の日がやってくる。鷲津の最後の戦いがついに始まる!
~トウシル編集部員の視聴後レビュー~ ハゲタカ「ココに注目」!
空前のバブルに浮かれた身としては、7~8話の展開は痛い言葉だらけでだいぶ堪えました。深く考えず「儲かることが正義」と妄信してきた結果を、痛烈に採点されている気分。鷲津には会いたくないです、絶対怒られるから。でも、黒歴史だとしても、経済の混乱や不祥事など今起こっている問題は、一度立ち止まり、来し方行く末を見直すチャンスになるのだ、とドラマ『ハゲタカ』は教えてくれた気がします。
最後、鷲津(綾野剛)と貴子(沢尻エリカ)は再会することなくそれぞれの道を歩き始めます。志を同じくする二人は、余計な言葉は必要ないくらい通じ合ってるのかもしれません。それはとても素敵な関係。イケメン&美女の組み合わせなので、見てるほうとしてはキャー♪と下世話に期待したくなりますが、ここで会わないのが”綾野ハゲタカ”の「美学」なんですね。
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