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任期満了に伴う『メキシコ大統領選挙』は7月1日、投開票が行われました。現地メディア“El Financiero”によれば、新興左派の野党、「国家再生運動」のアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール元メキシコシティ市長の得票率が53%となり、当選を確実にしました(開票率90%時点)。メキシコでは、初めて、左派の政党による政権が誕生することになります。ロペスオブラドール氏は12月1日に大統領に就任します。
【ポイント1】新興左派政党のロペスオブラドール候補が勝利
治安悪化や汚職への国民の不満が背景
『メキシコ大統領選挙』は、新興左派「国家再生運動」のロペスオブラドール氏、現在のペニャニエト大統領の後継として与党「制度的革命党」から出馬したミード前財務相、最大野党「国民行動党」のアナヤ前党首の事実上3人の争いとなりました。その中で、ロペスオブラドール氏は過半数の票を獲得し、地滑り的な勝利を果たしました。また、同時に行われた上下院選挙でも「国家再生運動」の勝利が見込まれています。
ロペスオブラドール氏が大きな支持を集めた背景には、治安の悪化や政治家の汚職問題などで、有権者が既存政党への不満を強めたことがあります。メキシコは今回の総選挙で候補者、関係者が130人以上殺害されたと報道されています。こうした状況から、既存政党に対する支持が落ち込みました。
【ポイント2】ポピュリズム色の強い公約
トランプ米大統領とも敵対する公算

ロペスオブラドール氏は、年金の増額や最低賃金の引き上げといったポピュリズム(大衆迎合主義)色の強い公約を掲げています。しかし、その財源については、税金を上げずに腐敗や無駄の削減で捻出するとし、財政に対する不透明感は強い状況です。
また、移民問題などでトランプ米大統領を批判しており、メキシコの主権を尊重した対等な関係を米国に求めています。北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉についても、米国とメキシコの緊張が高まりそうです。
【今後の展開】政策に対する思惑から通貨ペソは振れやすい展開
通貨ペソは、新興左派候補勝利の見通しが強まったことなどが嫌気され、6月中旬にかけて対ドルで約1年5カ月ぶりの水準に下落しましたが、大統領選挙を前に、6月末には大きく買い戻しが入っていました。しかし、市場の予想通り大統領選挙でロペスオブラドール氏が勝利したことを受けて、ペソは7月2日、反落しました。
為替市場では、ロペスオブラドール氏が中央銀行の独立性を尊重するとしていることから、今後の同氏の財政政策やNAFTA再交渉を含めた外交政策に焦点が当たりそうです。ただし、同氏の大統領就任は12月であり、それまでは政策に対する思惑など不透明感が続くことからペソは振れやすい展開が見込まれます。





















































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