【経済パーソン】ウォーレン・バフェット氏の名言＆迷言集

Can’t Buy Me Love

　ウォーレン・バフェット氏といえば、投資をしている、していないにかかわらず、多くの人が知っているであろう、「投資の神様」です。

　世界最大の投資持株会社バークシャー・ハサウェイの代表であり、世界の金融の中心地ウォール街から離れたネブラスカ州オマハに住んでいることから、「オマハの賢人」とも呼ばれ、世界の投資家の尊敬を集めています。なにしろ、バフェット氏と会って一緒にランチをするために3億円も払う投資家が毎年いるのです。（もっとも、このお金はバフェット氏の懐に入るわけではなく、慈善団体に全額寄付されるそうです。）

　バフェット氏の名言はたくさんあるのですが、なかでも有名なのが、金持ちになるための2つのルールです。

「第1ルール、損しないこと。第2ルール、第1ルールを忘れるな」

　どうすれば、絶対に損しないのか？　バフェット氏は、その答えを明らかにしてくれませんが、その代わりに、絶対に損をする方法があると戒めています。

「自分が理解していない投資を始めたり、先週ほかの人が儲けたからといってやり始めたりしても、上手くいくことはない。最低なのは、株が上がっているという理由で買うことだ。」

　株式に限らず、世の中がビットコインに狂騒するなかで、ぜひ肝に銘じておきたい言葉ですね。

「彼を知り己を知れば百戦殆（あや）うからず」

　これは孫子のことばですが、バフェット氏の投資哲学に通じるところがあります。自分が何をするかを理解し、マーケットを熟知すれば、百回戦っても負けることはない。そうすればいつか、バフェット氏までとはいわないまでも、お金持ちになる日がやってくると信じます。（解説：楽天証券FXディーリング部 荒地 潤）