過去4カ月の推移と今回の予想値

 

今回の予想は?

 米国の12月雇用統計が、5日(金)に発表されます。2018年のスタートを飾るにふさわしい重要な経済指標であり、年明けのマーケットの方向を占う意味でも、注目が高まっています。

 市場予想によると、11月はNFP(非農業部門雇用者数)が+18.8万人、失業率4.1%となっています。また平均労働賃金は前月比+0.3%の予想。

 前回11月は、製造業と小売業の強さを追い風に、NFPは22.8万人と再び20万人の大台にのせました。しかし雇用者数が増える一方で、平均労働賃金は伸び悩み、予想を下回っただけではなく、前々月はマイナスに下方修正されました。