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ビットコイン急落、日経平均は2万3,000円で足止め
窪田 真之
3分でわかる!今日の投資戦略〔平日毎朝8時掲載〕
楽天証券経済研究所の窪田真之と香川 睦が、日本株市場の分析と投資戦略をレポートします。 ともに元ファンドマネージャーであり、国内外のマーケット動向に精通。運用者、分析者としての幅…

ビットコイン急落、日経平均は2万3,000円で足止め

2017/12/25
・4度トライして超えられない2万3,000円「売りの壁」
・今週の日経平均は、2万3,000円前後で、小動きか
・1月は「リターン・リバーサル」が起こりやすい
・1月のリターン・リバーサル、過去の事例
・ビットコインが急落、下げ止まらないようだと、心理的に悪影響が及ぶ可能性も
・日本株に先高感つづくが、1月は要注意
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4度トライして超えられない2万3,000円「売りの壁」

 先週の日経平均株価は、19日(火)に一時2万2,990円まで上昇しましたが、そこから反落しました。日経平均の日足を眺めると、以下の通り、11~12月に4回、2万3,000円をトライしましたが、いずれも、2万3,000円「売りの壁」で打ち返された形となっています。

日経平均日足:2017年8月1日~12月22日

出所:楽天証券マーケットスピードより作成

 ただし、下値は堅くなってきています。25日移動平均線まで下がると、すかさず押し目買いが入り、反発しています。11~12月は、25日移動平均線に沿って、下値を切り上げる展開が続きました。

 

今週の日経平均は、2万3,000円前後で、小動きか

 11月~12月は、日経平均2万3,000円で売られ、25日移動平均線で買われる流れが続きましたが、25日移動平均線が上昇して2万3,000円に近づくにつれて、日経平均の値動きは小さくなってきています。

 今週の日経平均は、25日移動平均線と2万3,000円の間が狭くなってきたことから、小動きと予想しています。年内の相場材料はおおむね出尽くしており、外国人の多くは休暇に入っていることから、上も下も、大きくは動かないと予想しています。ただし、来年になると、日経平均が再び大きく動く可能性もあります。

 

1月は「リターン・リバーサル」が起こりやすい

 12月まで大きく上昇していた日経平均が、1月から急落することが、過去によくありました。12月まで大きく下落していた日経平均が、1月から急に上がることも、過去によく見られました。このように、相場つきががらりと変わることをリターン・リバーサルと呼びます。1月は、統計的にリターン・リバーサルがよく起こっています。さて、来年1月はどうなるでしょうか?

 1月にリターン・リバーサルが起こりやすいのは、偶然ではありません。それが起こりやすい理由がはっきりあります。

みんなが強気一辺倒ならば年内強く、年明けに下落

 多くの人は、今年やるべきことは今年中に済ませようとします。新しい年に向けて、準備完了にしておきたいと思います。

 来年、日本株が大きく上昇するのがコンセンサスになっている場合、多くの人は、年内に株を買っておこうと考えます。「株を枕に越年で、よい初夢を」と考えるわけです。

 ところが、ほとんどの人が年内に株を買ってしまうと、皮肉なことに年明けから株の買い手がいなくなります。そこで1月から、ちょっとしたきっかけから、相場が崩れやすくなります。

みんなが弱気一色なら年内弱く、年明けに上昇

 弱気が蔓延していると、多くの人は年内に株を売ってしまおうと考えます。株なんか持っていたら、安心して越年できないというわけです。この場合は、年明けに売り手がいなくなるので、上昇を始めます。

強気と弱気が混在している場合は、リターン・リバーサルなし

 12月は方向感のない相場となり、1月にリターン・リバーサルは起こりません。

 

1月のリターン・リバーサル、過去の事例

1987年12月→1988年1月

1987年10月にブラックマンデーがあって世界的に株が急落。12月まで下げ相場が続いたが、1月から急反発。

1989年12月→1990年1月

1989年12月末に日経平均は史上最高値(約3万8千円)をつけ強気一色だったが、1月から急落。

1999年12月→2000年1月

12月までITバブル相場で強気一色だったが、1月からITバブル崩壊でIT関連株が急落。

2005年12月→2006年1月

 ミニITバブル相場でIT関連株が急騰したが、1月から急落。

2008年12月→2009年1月

 2008年9月にリーマンショックが起こり、世界的に株が急落。12月にかけて景気敏感株の下落率が高くなった。ところが、2009年1月から、景気敏感株が急反発。

 上記は、1月に極端なリターン・リバーサルが起こったケースです。小さなリターン・リバーサルはもっとたくさん起こっています。近年は、12月まで上昇が続いた日経平均が、1月から下がることが、よくありました。

 

ビットコインが急落、下げ止まらないようだと、心理的に悪影響が及ぶ可能性も

 仮想通貨ビットコインの急騰・急落が話題になっています。年初1ビットコイン=10万円強であったビットコインが、12月17日に一時220万円以上まで上昇して、驚かれました。

 ところが、その後、急落しています。12月24日には、一時150万円を割れました。上がるときも下がるときも、価格変動のスピードが速くて、驚かれています。

 値上がり一辺倒のときは、新規に買い建てる投機マネーが増えていましたが、短期間にこれだけ大きい急落を見せると、今後は、買い手が減り、戻り売りが優勢になる可能性もあります。

 ビットコインが今後、どう動くか想像つきませんが、どこまでも下げ止まらないと、株式市場にも心理的に悪影響が及ぶ可能性があります。ビットコインの動きも、注意して見ておきたいと思います。

 

日本株に先高感続くが、1月は要注意

 日本の景気・企業業績が好調なこと、日本株がPER・配当利回りから見て割安であることから、いずれ、日本株は外国人に買い戻されて、高値を更新していくと予想しています。ただし、1月は、日本株にも世界の株にもリターン・リバーサルが起こりやすい月なので、注意が必要と考えています。

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