昨日(2015年10月19日)の動向
豪ドル/円は、昨日の中国の7-9月期GDPが予想を上回ったことで86円台前半から87円台まで一気に上昇しました。しかし87.201円の高値をつけた後は伸び悩み、前日比マイナス0.278円の86.561円で引けました。豪ドル/ドルも指標発表後に急上昇しましたが、当日高値となる0.73065ドルをつけた後は、本日のRBA議事録公表を前に売り戻しも出て、前日比マイナス0.00245ドルの0.72434ドルで引けました。
米ドル/円はもみあい。中国の指標結果を受けた豪ドル/円の急上昇に連れて値を伸ばし、高値119.605円をつけました。これが当日高値となり、その後は方向感のない動きが続きました。終値は前日比ほぼ変わらずのプラス0.011円の119.489円でした。
一方ユーロ/円は頭が重い展開となりました。中国指標発表後に米ドル/円と共に135.924円まで買われましたが、海外時間にユーロ/ドルが下落したことで135.071円まで押し戻されました。終値は前日比マイナス0.303円の135.295円でした。
ユーロ/ドルは、先週1.15ドル台乗せに失敗して以来勢いを失い、昨日も売りが優勢となりました。終値は3日続落の前日比マイナス0.0275ドルの1.13218ドルでした。
2015年10月19日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 119.317 | 119.605 | 119.131 | 119.489 |
ユーロ/円 | 135.505 | 135.924 | 135.071 | 135.295 |
豪ドル/円 | 86.646 | 87.201 | 86.181 | 86.561 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2015年10月20日)の展望
【米ドル/円】
上値のターゲットは10月6日高値圏の120.55円近辺、下値のターゲットは10月15日安値圏の118.05円近辺になると考えます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 120.55 | 121.25 | 118.05 | 115.95 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円の上値のターゲットは10月9日高値圏の136.95円近辺、下値のターゲットは10月15日安値圏の134.80円近辺になると考えます。
ユーロ/ドルの上値のターゲットは10月15日高値圏の1.1450ドル近辺、下値のターゲットは10月7日安値圏の1.1210ドル近辺になると考えます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 136.95 | 137.45 | 134.80 | 133.45 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
昨日の中国指標発表直後に豪ドルは買われました。「思ったほど悪くなかった」というのがその理由でしたが、中国の景気に一時の勢いがなくなったことは否定できません。そのため豪ドルの上昇は長続きしませんでした。次は、RBAが11月会合で利下げするのかということが焦点になりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 88.60 | 92.70 | 86.00 | 82.80 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年10月20日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2015年10月20日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 21:30 | (米) 9月住宅着工件数(前月比) | 1.8% | -3.0% |
★★★ | 24:00 | (米) イエレンFRB議長、発言 | - | - |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します