昨日(2015年10月14日)の動向
米ドル/円は下落。 119.729円でオープンした米ドル/円は、日経平均が一時400円超安まで下げたことを嫌気して、東京時間に119円台半ばまで売られました。海外時間に入っても頭の重い展開が続き、9月米小売売上高や9月米卸売物価指数が予想を下回ったことから118.634円まで下落しました。終値は前日比マイナス 0.882円の118.838円で、終値ベースとしては9月8日以来の円高水準で引けました。
一方、ユーロ/円はドル中心の相場の中で方向感がでず、136.10円~136.70円のレンジ内で推移しました。終値は前日比ほぼ変わらず、プラス0.093円の136.33円でした。
2015年10月14日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 119.729 | 119.803 | 118.634 | 118.838 |
ユーロ/円 | 136.272 | 136.609 | 136.147 | 136.330 |
豪ドル/円 | 86.696 | 87.085 | 86.015 | 86.761 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2015年10月15日)の展望
【米ドル/円】
精彩に欠ける日経平均や弱い米指標のために米ドル/円の頭が重くなってきています。アトランタ地区連銀は、予想を下回った9月小売売上高の結果を受けて米第3四半期GDPが1.0%から0.9%に縮小するとの予想を出しました。米利上げ時期が遠のく可能性も出てきました。
本日は9月CPIの発表があります。市場予想は、前年比-0.1%(前回+0.2%)でこちらも弱い結果になりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 121.35 | 122.00 | 118.50 | 116.10 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
全体的なドル売りの流れのなかで、ユーロ/ドルは目先の抵抗線とされていた1.1450ドルを上抜けし、8月26日以来の1.15ドル台乗せが視野に入ってきました。下サイドは1.13ドル台が堅くなっているようです。今夜の米CPIの結果が予想を下回った場合、ユーロ買いに一段の弾みがつく可能性もあります。
ユーロ/円に関しては、ドル中心の相場で方向感が出にくいと思われます。上値のターゲットは10月9日高値圏の137円近辺、下値のターゲットは同じく10月9日安値圏の135円近辺になると考えます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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ユーロ/円 | 137.00 | 139.00 | 135.05 | 133.40 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドル/円の上値のターゲットは10月13日高値圏の88.40円近辺、下値のターゲットは10月6日安値圏の85.05円近辺になると考えます。
オセアニア関連の重要指標として、明日16日(金)朝にニュージーランド第3四半期CPIが発表されます。市場予想は前期比+0.2%となっており、前回(+0.4%)に比べて低下する見込みです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 88.40 | 89.15 | 85.05 | 83.25 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年10月15日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2015年10月15日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 21:30 | (米)前週分新規失業保険申請件数 | 27.0万件 | 26.3万件 |
★★★ | 21:30 | (米)9月CPI(前月比) | -0.2% | -0.1% |
★★★ | 21:30 | (米)9月CPI(前年同月比) | -0.1% | 0.2% |
★★ | 21:30 | (米) 10月ニューヨーク連銀製造業景気指数 | -8 | -14.67 |
★★ | 23:00 | (米)10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 | -2.0 | -6.0 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します